中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

玫瑰花茶(まいかいかちゃ)

読み まいかいかちゃ現地音 メイグイホァチャ拼音 méiguīhuāchá別名 玫瑰茶、バラ茶、ローズティー、玫瑰紅茶、玫瑰普洱、玫瑰花冠茶、平陰玫瑰、Rose Tea

乾燥したバラ(玫瑰、ハマナス)の蕾を湯に浮かべて飲む花茶。茶葉を含まない茶外茶だが、中国の茶館や女性向けの飲み物として定番で、紅茶や普洱茶に加えて飲むことも多い。山東省平陰と甘粛省苦水が二大産地で、大きく開いた花冠を使う玫瑰花冠茶もある。

分類花茶・再加工茶 / 茶外茶
外観乾燥したバラ(ハマナス)の蕾。紫紅色で、開ききる前に摘む
水色淡い紅色から琥珀色
香りバラの甘く華やかな香り
ほのかに甘く、わずかな渋みと酸味。蕾だけなら茶の味はしない

乾燥したバラの蕾を湯に浮かべて飲む花茶です。中国語の玫瑰(メイグイ)は日本のハマナスに近い香りの強いバラのことで、開ききる前の蕾を摘んで乾燥させます。茶樹の葉を使わないので分類上は[chawaicha]ですが、菊花茶と並んで中国の茶館やカフェで最も身近な花茶で、女性向けの飲み物として、また美容や気の巡りによいとされて広く飲まれています。

産地と種類

山東省済南市平陰と甘粛省蘭州市苦水が二大産地で、どちらも玫瑰の栽培で知られます。蕾のほか、大きく開いた花を一輪ずつ乾燥させた玫瑰花冠茶(まいかいかかんちゃ)は見た目が華やかで上級品とされます。色を鮮やかに保つために硫黄で燻した製品もあるので、色が不自然に赤いものは避け、香りが自然なものを選びます。バラの香りを紅茶や烏龍茶に移した玫瑰紅茶、玫瑰烏龍は茶葉が主体なので花茶(再加工茶)に分類され、こちらは日本の中国茶カフェでもよく見かけます。

飲み方

蕾を数個、ガラスのコップや蓋碗に入れて少し冷ました湯を注ぎ、湯を足しながら飲みます。単独では味が薄いので、紅茶や普洱熟茶に蕾を加えて一緒に淹れる飲み方が定番で、玫瑰普洱(まいかいぷーある)は広東の飲茶でも出されます。氷砂糖や蜂蜜、クコの実、ナツメと合わせて八宝茶風にすることも多く、カフェインを含まないので夜にも飲まれます。

玫瑰花茶の淹れ方

蕾を数個ガラスのコップや蓋碗に入れ、少し冷ました湯(85℃前後)を注いで、注ぎ出さずに湯を足しながら飲む人が多いです。紅茶や普洱熟茶に蕾を数個加えて一緒に淹れる飲み方も定番で、氷砂糖や蜂蜜、クコの実を合わせることもあります。

淹れ方はひとつではありません。ここでは多くの人がどう淹れているかを書いています。

関連用語

参考リンク