中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

カフェイン(かふぇいん)

読み かふぇいん現地音 カーフェイイン拼音 kāfēiyīn中国語 咖啡因別名 咖啡因、茶碱、テイン、茶素、カフェインレス、低カフェイン、caffeine

茶に含まれる覚醒作用のある成分。乾燥した茶葉の2〜4パーセントを占め、若い芽ほど多く、成熟した葉や茎には少ない。茶の種類より原料の若さと淹れ方で量が決まり、洗茶で抜けるという説は根拠が薄い。眠れない、胃が荒れるなどの不調はカフェインと空腹時の濃い茶が原因のことが多い。

茶に含まれる、覚醒作用のある成分です。中国語では咖啡因(かふぇいん)、古くは茶碱(ちゃけん)(テイン)とも呼ばれました。コーヒーと同じ物質で、乾燥した茶葉の重さの2〜4パーセントを占めます。茶樹が虫から身を守るために作る成分で、苦みのもとのひとつでもあります。

何で量が決まるか

  • 葉の若さ: 若い芽ほど多く、成熟した葉や茎には少ない。芽だけの白毫銀針や金駿眉(きんしゅんび)はカフェインが多く、成熟した葉で作る寿眉(じゅび)や黒茶、茎の多い茶は少ない。
  • 品種と栽培: 大葉種(だいようしゅ)は小葉種より多い傾向があり、日光を遮った被覆栽培(ひふくさいばい)では増えることが研究で示されています。
  • 茶の種類ではあまり決まらない: 「烏龍茶や紅茶は緑茶よりカフェインが少ない」といった説明は、原料の若さの違いを茶類の違いと取り違えたもので、製法そのものでカフェインはほとんど変わりません。焙煎で減るという説も、通常の焙煎温度では大きな変化はないとされます。
  • 淹れ方: 高温で長く抽出するほど多く溶け出し、低温や水出しでは少なくなります。煎を重ねるとカフェインは前半に多く出ます。

洗茶で抜けるか

1煎目を捨てる[xicha]でカフェインが抜けるという説明がありますが、短時間の洗茶で溶け出す量は全体の一部で、カフェインを減らす方法としては効果が限られます。洗茶は葉を開かせ、埃を流すための所作と考えるほうが正確です。

体への影響

カフェインは眠気を覚まし集中を高める一方、夜に飲むと眠れなくなったり、空腹時に濃い茶を飲むと胃が荒れたりします。[chaqi]や「茶酔い(ちゃよい)」と呼ばれる体の反応の多くはカフェインで説明できます。控えたい人は、成熟した葉の茶や茎の多い茶を選び、低温や水出しで淹れ、食後に飲むのが現実的です。妊娠中や子供は摂取量に注意し、茶外茶の菊花茶や玫瑰花茶(まいかいかちゃ)はカフェインを含まないので代わりになります。[theanine]がカフェインの興奮を和らげるため、同じ量のカフェインでもコーヒーより茶のほうが穏やかに感じられるとされます。

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