茶気
読み ちゃき現地音 チャーチー拼音 cháqì中国語 茶气 / 茶氣別名 茶气、茶の気、体感
茶を飲んだときに体に現れる感覚。体が温まる、汗ばむ、背中や手が熱くなる、気分が高揚するなどを指し、普洱茶や岩茶の評価で使われる。主観的で科学的な定義はなく、カフェインやポリフェノールの作用と結びつけて説明されることが多い。
茶を飲んだときに、味や香りではなく体に現れる感覚を指す言葉です。飲んで少しすると体が内側から温まる、背中や手のひらが熱くなって汗ばむ、胃のあたりが動く、気分が高揚したり逆に落ち着いたりする、といった変化をまとめて「茶気が強い」「茶気がある」と言います。普洱生茶、とくに古樹の茶や、武夷岩茶、鳳凰単叢の評価で愛好家がよく使います。
客観的な定義はない
茶気は国家標準の官能審査用語(GB/T 14487)には含まれておらず、審査の項目でもありません。カフェインの覚醒作用、ポリフェノールや香り成分の作用、熱い茶を続けて飲むことによる体温の変化などが重なった体感を、中国の伝統的な「気」の考え方で表現したものと理解するのがよいです。個人差が大きく、同じ茶でも体調や空腹かどうかで感じ方が変わります。
どう使われるか
産地や樹齢を語るときに、「老班章は茶気が強い」「古樹は茶気が深い」のように、茶の力強さを表す言葉として使われます。若い生茶の苦渋みと強い回甘を茶気と結びつける人もいれば、体が温まる感覚だけを指す人もいて、定義は話し手によって違います。販売の宣伝文句にも多用されるため、味や余韻のように確かめられる指標とあわせて聞くのが現実的です。
気をつけること
茶気が強いとされる茶は、空腹時に濃く飲むと胃に負担がかかったり、カフェインで眠れなくなったりすることがあります。「茶酔い」と呼ばれる、めまいや脱力感が出る状態もこの延長で、食後に飲む、量を控える、といった対処が勧められます。
関連用語
関連する茶葉
この用語が出てくるページ
参考リンク
- GB/T 14487-2017 茶叶感官审评术语(国家標準) — 国家標準の審査用語に茶気の項がないこと(関連資料)