茶多酚
読み ちゃたふぇん現地音 チャードゥオフェン拼音 cháduōfēn別名 茶ポリフェノール、ポリフェノール、カテキン、儿茶素、児茶素、テアフラビン、茶黄素、テアルビジン、茶红素、タンニン
茶葉に含まれるポリフェノールの総称で、主成分はカテキン類。渋みのもとであり、酸化酵素の働きでテアフラビン(茶黄素)やテアルビジン(茶紅素)に変わって烏龍茶や紅茶の色と味を作る。殺青で酵素を止めれば緑茶、酸化を進めれば紅茶になるので、六大茶類の違いは茶多酚の変化の違いと言える。
茶葉に含まれるポリフェノール類の総称で、日本語では茶ポリフェノールと言います。乾燥した茶葉の重さの2〜3割を占め、主成分はカテキン類(中国語で児茶素)です。渋みと収斂性のもとで、茶の味と色の変化のほとんどはこの成分の変化で説明できます。
六大茶類との関係
茶葉には茶多酚を酸化させる酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)が含まれています。葉を傷めて酵素を働かせると、カテキンが結びついてテアフラビン(茶黄素、橙黄色)やテアルビジン(茶紅素、紅色)などに変わり、渋みが減って色が濃くなります。
| 茶類 | 茶多酚の扱い |
|---|---|
| 緑茶 | 殺青で酵素を止め、酸化させない。カテキンがそのまま残り、色は緑 |
| 白茶・黄茶 | 軽く酸化、または悶黄で穏やかに変化 |
| 烏龍茶 | 做青で部分的に酸化。緑葉紅鑲辺 |
| 紅茶 | 揉捻でしっかり酸化。テアフラビンとテアルビジンが多く、紅色 |
| 黒茶 | 殺青後に微生物の働きで変化。微生物発酵 |
中国語で「発酵」と呼ぶ工程の多くは、この酵素による酸化のことで、微生物が関わる発酵とは別の現象です。詳しくは発酵を参照してください。
味と品質
茶多酚が多いと渋みが強く、少ないと甘くまろやかになります。大葉種は小葉種より多く、夏の葉は春の葉より多く、日光をよく浴びた葉は多く、被覆した葉やアミノ酸の多い芽は少ない、という傾向があります。多いほど良いわけではなく、アミノ酸との釣り合いで茶の味が決まります。カテキンの健康効果が語られますが、栽培条件で含有量は大きく変わるので、数値をそのまま信じないほうがよいという指摘もあります。熟成した茶で渋みが減るのは、保存中にゆっくり酸化や重合が進むためで、これは製茶の酸化とも微生物発酵とも違う変化です。
関連用語
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参考リンク
- GB/T 14487-2017 茶叶感官审评术语(国家標準) — 渋み・収斂性に関する用語(関連資料)