中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

茶樹(ちゃじゅ)

読み ちゃじゅ現地音 チャーシュー拼音 cháshù中国語 茶树別名 茶の木、チャノキ、カメリア・シネンシス、Camellia sinensis、中国種、アッサム種、小葉種、大葉種、変種、灌木、喬木

茶の原料になるツバキ科の常緑樹、学名カメリア・シネンシス。中国種(小葉種)とアッサム種(大葉種)の二つの変種があり、原産地は雲南を中心とする中国西南部とされる。六大茶類はすべてこの一種の木の葉から製法の違いで作られ、茶樹の葉を使わない飲み物は茶外茶として区別される。

茶の原料になる木で、ツバキ科ツバキ属の常緑樹、学名はカメリア・シネンシス(Camellia sinensis)です。国家標準の茶葉分類は、茶をこの茶樹の芽葉を原料に加工したものと定義しており、緑茶から黒茶まで六大茶類はすべて同じ種の木の葉から製法の違いで作られます。菊花茶や玫瑰花茶(まいかいかちゃ)のように茶樹の葉を使わない飲み物は[chawaicha]として区別されます。

二つの変種

変種内容
中国種(小葉種)葉が小さく厚く、寒さに強い。灌木状に育つ。中国東部、日本、台湾の茶の大半
アッサム種(大葉種(だいようしゅ))葉が大きく薄く、暖かい地方に向く。喬木状に高く育つ。雲南、インド、スリランカの茶

[yunnan-dayezhong]はアッサム種の系統で、普洱茶(ぷーあるちゃ)滇紅(てんこう)の原料です。両者の間には中間的な性質の木も多く、台湾の紅玉(こうぎょく)のように交配した品種もあります。品種の違いは葉の成分の違いにつながり、大葉種はポリフェノールが多く味が厚く、小葉種はアミノ酸が多く繊細です。

原産地と広がり

茶樹の原産地は雲南、貴州、四川(しせん)にまたがる中国西南部とされ、雲南には樹齢千年を超えるとされる野生の大茶樹が残っています。ここから中国各地へ、8〜9世紀に日本へ、19世紀にインドやスリランカへと広がりました。栽培では剪定して腰の高さに保った灌木仕立てが普通ですが、雲南の古い茶園には剪定しない喬木仕立ての木があり、[gushucha][yeshengcha]の語はこうした木を指します。

品種

茶樹は実生(みしょう)では性質がばらつくため、選抜した株を挿し木で増やした品種が使われます。中国では1984年以降、国家級の茶樹良種が認定され、鉄観音や福鼎大白茶(ふくていだいはくちゃ)、龍井43などがその例です。台湾では茶業改良場が台茶12号(金萱(きんせん))など番号付きの品種を育成しています。品種は茶の香りと味の土台で、このサイトでは主な品種を用語として個別に扱っています。

関連用語

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参考リンク