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英徳紅茶(えいとくこうちゃ)

読み えいとくこうちゃ現地音 インドーホンチャ拼音 Yīngdé hóngchá中国語 英德红茶 / 英德紅茶別名 英徳紅、英红、英紅九号、英红九号、広東紅茶、Yingde Black Tea

広東省清遠市英徳で作られる紅茶。1959年に雲南大葉種などを植えた英徳茶場で作られたのが始まりで、新中国の輸出紅茶として育てられた。広東省農科院茶葉研究所が選抜した品種「英紅九号」で作る紅茶は香りが高く、滇紅と並ぶ大葉種の紅茶。2006年に地理標志産品になった。

分類紅茶 / 工夫紅茶
産地広東省
品種雲南大葉種(うんなんだいようしゅ)
製法萎凋(いちょう)揉捻(じゅうねん)発酵(はっこう)
外観太めの条索状で黒褐色に艶。芽が多いものは金色が混じる
水色紅色で明るく、杯の縁に金の輪が出る
香り甘く濃厚で、薯や蜜のような香り。英紅九号は花のような香りも
力強く厚みがあり、甘く滑らか。ミルクに負けない

広東省(かんとんしょう)の清遠市英徳で作られる紅茶です。歴史は浅く、1959年に国営の英徳茶場で雲南大葉種などを植えて紅茶を作ったのが始まりで、新中国が外貨を得るための輸出紅茶として育てられました。英徳紅茶の略称は「英紅」で、イギリスへの輸出で評価を得たことから、英徳(えいとく)は「中国紅茶の郷」を名乗っています。2006年に地理標志産品に認定されました。

英紅九号(えいこうきゅうごう)

1961年、広東省農業科学院茶葉研究所は雲南から導入した大葉種(だいようしゅ)の茶園から二十余りの株を選抜し、そのうち香りの高い一株が後に英紅九号と名付けられました。この品種で作る紅茶は英徳紅茶の最上位とされ、甘く濃厚な香りに花のような香りが重なり、味は滑らかで甘く、後味が続きます。英紅九号の名前は品種名ですが、いまはそのまま茶の名前として売られています。

味の性格

雲南大葉種の系統で作るため、滇紅(てんこう)と同じく力強く厚みのある紅茶で、薯や蜜のような濃厚な香りがあり、上質なものは杯の縁に金の輪が出ます。ミルクに負けないのでミルクティーに向き、広東のレストランや茶楼(ちゃろう)では英徳紅茶にミルクを入れた港式(こうしき)奶茶(ないちゃ)が飲まれます。近年は芽の多い高級品や、萎凋を長くして花の香りを引き出した紅茶も作られています。

楽しみ方

沸騰した湯で蓋碗に淹れて煎を重ねるほか、ポットで抽出してミルクを入れる飲み方も定番です。日本では滇紅ほど知られていませんが、中国茶専門店で広東の紅茶として見かけるようになりました。

英徳紅茶の淹れ方

沸騰した湯で蓋碗に淹れ、20〜30秒から煎を重ねる人が多く、6煎ほど楽しめます。味が濃いのでミルクティーにも向き、広東ではポットで淹れてミルクを入れる飲み方も定番です。洗茶はしません。

淹れ方はひとつではありません。ここでは多くの人がどう淹れているかを書いています。

関連用語

参考リンク