中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

古樹茶(こじゅちゃ)

読み こじゅちゃ現地音 グーシューチャ拼音 gǔshùchá中国語 古树茶別名 古樹、古树、老樹、老树、大樹茶、喬木茶、乔木、単株、樹齢

雲南で、樹齢の高い茶樹から作った茶。何年以上という公的な基準はなく、数十年から数百年まで売り手によって幅がある。根が深く養分を蓄えた古樹の茶は味に厚みと余韻があるとされ、台地茶より高値で取引される。喬木は樹齢ではなく仕立て方を指す別の言葉。

雲南省(うんなんしょう)で、樹齢の高い茶樹から作った茶を指す言葉です。雲南では樹齢が高いほど茶の品質が高いと考えられており、普洱茶(ぷーあるちゃ)や白茶、紅茶の名前に「古樹」「老樹」「大樹」が頻繁に使われます。ただし何年以上を古樹と呼ぶかという公的な基準はなく、普洱茶の国家標準にも規定はありません。

言葉の実態

古樹と老樹はほぼ同じ意味で、老樹は現地の口語、古樹は市場で名前に使われる言葉という違いがあります。樹齢数百年の茶園を持つ農家なら古樹は300年、500年の木を指しますが、最も古い木が50〜80年という農家では、その木を古樹として売ります。100年以上を古樹、それ以下を大樹や小樹と呼ぶ目安が語られることもありますが、業界で統一されてはいません。一本の木だけから作った茶は単株(たんかぶ)と呼び、最も高価です。

喬木(きょうぼく)との違い

喬木は樹齢ではなく仕立て方を表す言葉です。茶樹は本来上へ伸びる木で、剪定せずに幹を立ち上げて育てたものを喬木、低く刈り込んで管理するものを灌木(かんぼく)と呼びます。雲南の古い茶園は喬木仕立てが多いので古樹と重なりますが、若い木を喬木仕立てにすることもあり、喬木と書いてあっても古樹とは限りません。

なぜ高いのか

古樹は根が深く土の養分を広く集め、肥料を使わずに育っていることが多いため、味に厚みと余韻があり、苦渋みが強くても後から甘さが戻る、と評価されます。[taidicha]より収量が少なく、老班章(ろうはんしょう)氷島(ひょうとう)のような有名な村の古樹は生葉の段階で桁違いの値がつき、2010年代以降は高騰が続いています。市場の「古樹茶」の量は実際の古樹の収量を大きく上回っており、名前だけで信じないことが大切です。

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