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口糧茶(こうりょうちゃ)

読み こうりょうちゃ現地音 コウリャンチャ拼音 kǒuliángchá中国語 口粮茶別名 口粮茶、日常茶、普段飲みの茶、デイリーティー、家常茶

主食の米のように毎日飲む、値段が手ごろで質の安定した茶のこと。中国の愛好家が、有名産地の高価な茶と区別して「自分の口糧茶はこれ」と語る言葉で、産地や等級の名前より、飽きずに飲めて財布に優しいことが基準。茶選びの現実的な物差しとして広まった。

「口糧」は日々の食糧という意味で、口糧茶は主食の米のように毎日飲む茶のことです。中国の茶の愛好家の間で、老班章(ろうはんしょう)牛欄坑(ぎゅうらんこう)のような高価な茶と区別して、「自分の口糧茶はこれ」と普段飲みの茶を語る言葉として2010年代に広まりました。有名産地の名前や等級より、飽きずに毎日飲めて、値段が手ごろで、質が安定していることが基準です。

口糧茶の条件

  • 値段: 毎日飲んでも負担にならないこと。中国では500グラムあたり数百元までが目安とされることが多いですが、人によって幅があります。
  • 安定した質: 年ごとの当たり外れが少なく、いつ買っても同じ味であること。大手の定番商品や、信頼できる農家の茶が選ばれます。
  • 飽きない味: 個性が強すぎず、食事や仕事と一緒に飲めること。
  • 手軽さ: ガラスのコップやマグカップでも淹れられ、少々乱暴に淹れても崩れないこと。

何が口糧茶になるか

産地や好みで違い、福建なら焙煎した色種(しきしゅ)や普通の鉄観音、雲南なら台地茶の生茶(しょうちゃ)熟茶(じゅくちゃ)、江南なら雨前(うぜん)の緑茶、広東なら普通の単叢(たんそう)や熟茶、というように、その土地で普通に流通している茶が口糧茶になります。有名産地の茶でも、二番茶や等級の低いもの、拼配(へいはい)の定番品が口糧茶として愛されることは多く、名前のない茶がおいしいことも珍しくありません。

茶選びの物差しとして

有名な茶の値段は、産地の名声や希少さで決まる部分が大きく、味に比例するわけではありません。口糧茶という言葉は、値段と名前から離れて「毎日飲みたいか」で茶を選ぶ視点を与えてくれます。日本の中国茶専門店でも、店の定番や普段飲み向けの茶を口糧茶として勧めることがあります。

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