中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

台地茶(だいちちゃ)

読み だいちちゃ現地音 タイディーチャ拼音 táidìchá別名 台地、茶園茶、灌木茶、小樹茶、生態茶、有機茶園

雲南で、段々畑状に整えた茶園に密植し、低く刈り込んで管理した茶樹から作る茶。1980年代以降に広がった栽培法で、収量が多く安定するため普洱茶の大半を占める。古樹茶と対比して安価な茶の代名詞に使われるが、農薬や肥料を控えた生態茶園も増えている。

雲南省(うんなんしょう)で、山の斜面を段々畑状(台地)に整えた茶園に茶樹を密植し、低く刈り込んで管理した茶樹から作る茶です。日本や台湾、中国の緑茶産地の茶園と同じ灌木仕立てで、1980年代以降に生産を増やすために広がりました。収量が多く機械や手摘みで効率よく摘めるため、雲南の茶の生産量の大半は台地茶です。

古樹茶(こじゅちゃ)との対比

[gushucha]が樹齢の高い喬木仕立ての木から作られるのに対し、台地茶は若い木を密植して肥料で育てるため、根が浅く、味が軽くて苦渋みが直線的だと評価されがちです。市場では古樹茶が高級、台地茶が安価という構図になっていて、「台地」という言葉は品質の低い茶の代名詞のように使われます。

台地茶を見直す

ただし台地茶がすべて劣るわけではありません。肥料と農薬を控えて数十年管理した茶園は生態茶園(せいたいちゃえん)と呼ばれ、樹齢が上がるにつれて味が深くなります。老舗の茶廠が作ってきた普洱茶(ぷーあるちゃ)の名品の多くは台地茶の拼配(へいはい)(ブレンド)で、熟茶(じゅくちゃ)の原料もほとんどが台地茶です。古樹茶の高騰で、質の良い台地茶を適正な値段で買うほうが賢いという考え方も広まっています。

見分ける目安

淹れたあとの葉が小さくそろっていて肥料の匂いがする、2煎目以降に急に薄くなる、苦みが残って甘さに変わらない、といった点は台地茶の若い木によく見られる特徴とされますが、葉を見ただけで樹齢を断定することはできません。産地の農家との信頼関係で買うのが、雲南の茶の現実的な選び方です。

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