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柿大茶(しだいちゃ)

読み しだいちゃ現地音 シーダーチャー拼音 shìdàchá別名 柿大種、柿大葉種、太平猴魁の品種、猴魁種、Shi Da Cha

安徽省黄山市黄山区(旧太平県)の新明一帯に伝わる在来の茶樹品種で、太平猴魁(たいへいこうかい)の原料です。葉が柿の葉のように大きく厚いことから柿大茶と呼ばれます。地理標志産品の国家標準(GB/T 19698)は、太平猴魁(たいへいこうかい)を柿大茶品種の芽葉で作るものと定めています。芽葉が肥えて節間が短く、摘んでから硬くなるまでの時間(持嫩性(じどんせい))が長いため、大きく育った一芽二葉を摘んでも柔らかさが残り、これが太平猴魁の独特の姿を可能にしています。

太平猴魁との関係

太平猴魁は、一芽二葉の大きな葉を殺青のあと一本ずつ手で伸ばし、網に挟んで平たく押しながら焙って作る烘青緑茶(こうせいりょくちゃ)です。二枚の葉が芽を抱き、まっすぐで両端が少し尖った姿、葉脈が透けて見える「紅糸線(こうしせん)」は、柿大茶の大きく厚い葉があってはじめてできる形です。他の品種で同じ製法をとると葉が小さく硬くなり、猴魁らしい姿になりません。太平猴魁の国家標準も原料を柿大茶などの適した品種と定めています。

品種の広がり

柿大茶は太平の狭い地域の在来種で、猴坑(こうこう)、猴崗(こうこう)、顔家(がんか)の三村が核心産地です。太平猴魁の名声とともに周辺にも栽培が広がりましたが、土地と気候が違うと葉の厚みが出にくく、核心産地の茶が高く取引されます。近年は柿大茶から選抜した系統も育成されています。品種の選抜と地域の関係は、龍井の龍井群体種(ろんじんぐんたいしゅ)(群体種(ぐんたいしゅ))や白茶の福鼎大白茶(ふくていだいはくちゃ)と同じ構図です。

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