中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

一芽二葉(いちがにょう)

読み いちがにょう現地音 イーヤーアルイエ拼音 yī yá èr yè中国語 一芽二叶別名 一芯二葉、一心二葉、一芽一葉、一芽三葉、芽、摘採基準、採摘標準

茶を摘むときの基準で、先端の芽と、その下の二枚の葉をひと組で摘むこと。緑茶や紅茶、普洱茶の標準的な摘み方で、芽だけ、一芽一葉、一芽三葉と摘む位置が変わると茶の性格も変わる。烏龍茶は葉が成熟してから三〜四葉で摘む。

茶を摘むときの基準を表す言葉で、枝の先端の芽(芯)と、その下の二枚の葉をひと組で摘むことです。日本語では一芯二葉とも書きます。緑茶、紅茶、普洱茶(ぷーあるちゃ)の標準的な摘み方で、茶の等級表示や国家標準の原料規定にもこの言葉が使われます。

摘む位置と茶の性格

摘み方内容
単芽(芽だけ)開く前の芽だけ。産毛が多く、甘く滑らかだが成分は少ない白毫銀針、金駿眉(きんしゅんび)、宮廷普洱
一芽一葉芽と若い葉一枚。繊細で高価明前(めいぜん)の龍井、碧螺春(へきらしゅん)の上級品
一芽二葉芽と葉二枚。香りと味の釣り合いがよく、最も標準的龍井、普洱茶、祁門紅茶(きもんこうちゃ)白牡丹(はくぼたん)
一芽三葉以上成熟した葉を含む。厚みと甘みがあり煎が続く寿眉(じゅび)、黒茶
開面採(かいめんさい)芽が開き切って葉が成熟してから三〜四葉で摘む烏龍茶全般

芽はアミノ酸が多く、葉が育つほどポリフェノールや香りのもとが増えます。芽だけの茶が必ずしも上質とは限らず、味の厚みや香りの複雑さは葉のある茶のほうが出ます。烏龍茶は做青で葉を傷めて香りを作るため、若い芽ではなく成熟した葉を使います。

摘採の時期と若さ

同じ一芽二葉でも、明前(めいぜん)の若い時期に摘めば芽が小さく柔らかく、夏になると芽が伸びて葉が硬くなります。審査では葉の若さを「嫩度(どんど)」と言い、[yedi]を触って柔らかさを確かめます。等級の高い茶ほど芽が多く葉が若い傾向がありますが、産地や品種によって適した摘み方は違うので、芽の多さだけで比べないことが大切です。

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