中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

竹葉青(ちくようせい)

読み ちくようせい現地音 ジューイエチン拼音 Zhúyèqīng中国語 竹叶青別名 峨眉竹葉青、峨眉山竹葉青、峨眉毛峰、Zhu Ye Qing

四川省峨眉山の緑茶。清明前の芽だけを摘んで平たく整え、竹の葉のような形に仕上げる。1964年に峨眉山を訪れた陳毅がその姿から名付けたとされ、四川の緑茶の中で最も知られた銘柄になった。名前は商標として一社が持つため、同型の茶は峨眉毛峰などの名でも売られる。

分類緑茶 / 炒青緑茶
産地四川省
製法殺青(さっせい)揉捻(じゅうねん)
外観芽だけで作った平たく細い形。両端が尖って竹の葉に似る。緑色で艶がある
水色澄んだ淡い黄緑
香り栗や豆のような炒った香りに、清々しい青い香り
すっきりと甘く、うまみがある。渋みは少ない

四川省(しせんしょう)峨眉山(がびさん)で作られる緑茶です。峨眉山は仏教の聖地として知られる山で、標高800〜1200メートルの山腹にある万年寺(まんねんじ)、清音閣、白龍洞のあたりが古くからの茶の産地でした。芽だけを摘んで平たく細い形に整え、両端が尖った姿が竹の葉に似ていることから竹葉青と呼ばれます。

名前の由来

伝承では、1964年に峨眉山を訪れた当時の副総理、陳毅(ちんき)が万年寺で僧の淹れた新茶を飲み、名前がないと聞いて「竹の葉のようだから竹葉青にしよう」と名付けたとされます。史料というより産地で語られる話ですが、この名前が広まったのは1960年代以降であることは確かで、四川(しせん)の緑茶の中では新しい銘柄です。「竹葉青」は現在、峨眉山の一社が商標として持っているため、同じ製法の茶が峨眉毛峰(がびもうほう)峨眉雪芽(がびせつが)といった別の名前で売られています。

製法と味

清明の前後に一芽か一芽一葉の若い芽を摘み、殺青のあと鍋の中で押さえながら平たく整える炒青緑茶(しょうせいりょくちゃ)で、作り方は龍井に近いものです。豆や栗を炒ったような香りにすっきりした甘みがあり、渋みは少なめです。芽だけの茶なので味は繊細で、煎は3煎ほどで終わります。

楽しみ方

ガラスのコップで、湯を先に注いでから茶葉を入れる[shangtoufa]にすると、芽が一本ずつ立って沈む姿を眺められ、これが竹葉青の一番の見どころとされます。成都の茶館ではガラスのコップや蓋碗で湯を足しながら一日中飲まれています。

竹葉青の淹れ方

ガラスのコップで、少し冷ました湯(80〜85℃)を先に注いでから茶葉を入れる上投法で淹れる人が多いです。芽が一本ずつ立ち上がって沈む姿を眺め、注ぎ出さずに湯を足しながら3煎ほど飲みます。蓋碗で短く淹れてもよく、洗茶はしません。

淹れ方はひとつではありません。ここでは多くの人がどう淹れているかを書いています。

関連用語

参考リンク