中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

春茶と秋茶(しゅんちゃとしゅうちゃ)

読み しゅんちゃとしゅうちゃ現地音 チュンチャ・チウチャ拼音 chūnchá / qiūchá中国語 春茶 / 秋茶別名 春茶、秋茶、夏茶、冬茶、頭春、冬片、摘採時期、季節

茶を摘んだ季節による区分。春茶は冬の間に養分を蓄えた芽で作られ味が厚く、緑茶や普洱茶では最上とされる。夏茶は成長が早く渋みが出やすい。秋茶は香りが高く、鉄観音や鳳凰単叢では秋香として珍重される。台湾の高山茶では春茶と冬茶が二大シーズン。

茶を摘んだ季節による区分です。中国茶は同じ茶園でも季節ごとに摘み、春茶、夏茶、秋茶、冬茶と呼び分けます。季節によって芽の成分と気候が変わるので、茶の性格と値段も変わります。

季節ごとの性格

季節時期の目安性格
春茶3月〜5月。清明前後を頭春(とうしゅん)と呼ぶ冬の間に養分を蓄えた芽で、アミノ酸が多く味が厚い。緑茶、白茶、普洱茶(ぷーあるちゃ)では最上とされ、最も高い
夏茶6月〜8月成長が早く、ポリフェノールが多くて渋みが出やすい。安価で、紅茶や黒茶の原料に回ることが多い。東方美人(とうほうびじん)は例外で夏茶が最上
秋茶9月〜10月気温が下がって香りが高く、味は春茶より軽い。鉄観音や鳳凰単叢(ほうおうたんそう)では「秋香(しゅうこう)」として珍重される
冬茶11月〜12月台湾の高山茶(こうざんちゃ)では春茶と並ぶ二大シーズン。寒さで成長が遅く、香りが澄む。冬の終わりの冬片(とうへん)は数が少ない

茶類ごとの見方

緑茶と白茶は春茶がほぼすべてで、明前(めいぜん)雨前(うぜん)と摘採時期がそのまま等級になります。普洱生茶は春茶が最も高く、秋茶(穀花茶(こくかちゃ))は香りがよく安いので、同じ山の春と秋を飲み比べる楽しみがあります。烏龍茶は品種によって違い、安渓鉄観音は春茶と秋茶が主で、香りの秋茶を好む人も多いです。台湾の高山茶は春茶と冬茶が中心で、夏は東方美人と紅茶に回ります。

値段との関係

春茶は数が少なく需要が集中するため、同じ茶園でも秋茶の何倍もの値がつくことがあります。ただし味の好みは人それぞれで、香りの高さを求めるなら秋茶や冬茶が春茶に勝ることもあります。摘採時期が表示されていない茶は、季節を混ぜている可能性を考えておくと選びやすくなります。

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