中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

年份(ねんふん)

読み ねんふん現地音 ニエンフェン拼音 niánfèn別名 年份茶、ヴィンテージ、製造年、何年もの、陳年、老茶、新茶

茶が作られた年のこと。ワインのヴィンテージに当たり、普洱茶や黒茶、白茶では何年ものかが値段と味の目安になる。年数が古いほど高いとされるが、証明する手段は包装と売り手の言葉しかなく、実際より古く表示された茶が多い。緑茶や清香型の烏龍茶では逆に新しいほどよい。

茶が作られた年のことで、ワインのヴィンテージに当たる言葉です。普洱茶(ぷーあるちゃ)や黒茶、白茶のように[chenhua]で価値が上がる茶では、何年ものかが値段と味の第一の目安になり、「2005年の生茶(しょうちゃ)」「十年の老白茶(ろうはくちゃ)」のように年份で語られます。

年份が意味するもの

  • 熟成の度合い: 同じ茶でも年を置けば渋みが減り陳香が育つので、年份は飲み頃の目安になります。ただし保存環境で進み方が大きく違い、湿った倉の5年ものが乾いた倉の15年ものより古く見えることもあります。
  • その年の出来: 春の天候で茶の質は変わり、雨の多い年の茶は薄く、乾いた年の茶は濃くなります。普洱茶の愛好家は当たり年を覚えていて、年份は味の記憶の手がかりにもなります。
  • 希少さ: 古い茶は残っている量が減るので値段が上がります。

証明できない問題

年份を証明する手段は、包装の印刷と売り手の言葉しかありません。包み紙は簡単に模倣できるため、実際より古く表示された茶が市場には大量にあり、白茶ブームで「十年の老白茶」が生産量以上に出回った例は有名です。国家標準は普洱茶の表示に生産日を求めていますが、古い茶の真偽までは担保できません。年份の表示は目安と考え、葉の状態、水色、味の深さで自分の舌で判断することが大切です。

新しいほどよい茶

緑茶や清香型(せいこうがた)の烏龍茶、花茶は鮮度が命で、年份は新しいほどよく、前年の茶は「陳茶(ちんちゃ)」として値が下がります。焙煎した烏龍茶や紅茶は数年置いても楽しめ、岩茶(がんちゃ)や鉄観音の老茶は別の価値を持ちます。茶類によって年份の意味が逆になるので、その茶が置く茶か置かない茶かを先に知っておくと混乱しません。

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