中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

老白茶(ろうはくちゃ)

読み ろうはくちゃ現地音 ラオバイチャ拼音 lǎobáichá別名 白茶餅、白茶饼、緊圧白茶、紧压白茶、陳年白茶、老寿眉、老貢眉、白茶の餅茶、Aged White Tea

数年以上寝かせた白茶の総称で、寿眉や貢眉を蒸して円盤状に固めた白茶餅が中心。「一年は茶、三年は薬、七年は宝」の言葉とともに2010年代の白茶ブームで広まり、緊圧白茶の国家標準(GB/T 31751)が2015年にできた。ナツメのような甘い香りとまろやかな味で、煮出して飲む習慣がある。年份の表示は目安。

分類白茶 / 緊圧白茶
産地福鼎
品種福鼎大白茶(ふくていだいはくちゃ)福鼎大毫茶(ふくていだいごうちゃ)
製法萎凋(いちょう)
外観蒸して円盤状に固めた寿眉や貢眉。年を経て褐色から黒褐色に変わる
水色橙黄色から琥珀色、古いものは紅色
香りナツメや薬草、蜜のような熟成の香り
まろやかで甘く、とろりとして渋みがない

数年以上寝かせた白茶の総称です。散茶(さんちゃ)のまま寝かせたものもありますが、多くは[teas:shoumei]貢眉(こうび)を蒸して円盤状に固めた白茶餅(はくちゃへい)で、福鼎(ふくてい)政和(せいわ)で作られます。「一年は茶、三年は薬、七年は宝(いちねんはちゃ、さんねんはくすり、しちねんはたから)」という言葉とともに2010年代の白茶ブームで広まり、それまで新茶を飲むものだった白茶に、年を置いて楽しむ飲み方が加わりました。

白茶餅

白茶はもともと散茶で、固める習慣はありませんでした。2000年代に普洱茶(ぷーあるちゃ)餅茶(へいちゃ)にならって白茶を蒸して圧した白茶餅が作られ、保存と輸送に便利で見た目も良いことから急速に広まり、2015年に緊圧白茶(きんあつはくちゃ)の国家標準(GB/T 31751)ができました。標準は白茶を篩い分け、拼配(へいはい)、蒸し、圧し、乾燥して作るものと定義し、白毫銀針、白牡丹(はくぼたん)、貢眉、寿眉の各原料の区分を定めています。市場の白茶餅は成熟した葉の寿眉が中心で、値段が手ごろで年を置くと味が変わりやすいためです。

味の変化

新しい白茶の青い香りと爽やかさは、年を追うごとに消えて、ナツメや薬草、蜜のような熟成の香りに変わり、水色は淡い黄から琥珀、紅色へと濃くなります。味はまろやかで甘く、とろりとして渋みがなくなります。白茶は殺青をせず萎凋と乾燥だけで作るため酵素が残り、ゆっくり[chenhua]が進むと説明されます。煮出すとこの甘い香りがよく出るので、老白茶はやかんやガラスのポットで煮て飲むのが定番になっています。

年份の実情

老白茶の人気で「十年の老白茶」が生産量以上に出回った時期があり、年份の表示は目安にすぎません。焙煎で色を濃くして古く見せた茶や、湿った倉で急いで変化させた茶もあるので、香りが澄んでいるか、カビ臭や焦げ臭がないかで見分けます。三年から五年ほどの寿眉餅は値段も手ごろで、白茶の熟成を試すのに向いています。

老白茶の淹れ方

餅から崩した茶葉を蓋碗か茶壺に入れ、沸騰した湯で1煎目を短く注ぎ出してから煎を重ねる人が多く、10煎ほど楽しめます。煮出すとナツメのような甘い香りがよく出るため、やかんやガラスのポットで煮て飲むのが老白茶の定番の飲み方になっています。

淹れ方はひとつではありません。ここでは多くの人がどう淹れているかを書いています。

関連用語

参考リンク