中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

倉味(そうみ)

読み そうみ現地音 ツァンウェイ拼音 cāngwèi中国語 仓味別名 仓味、倉庫の匂い、乾倉、湿倉、干仓、湿仓、香港倉、退倉、入倉茶

普洱茶や黒茶を倉庫で熟成させたときに付く、湿った倉庫やカビを思わせる匂い。湿度の高い倉(湿倉)で速く熟成させた茶に出やすく、乾いた倉(乾倉)の茶にはほとんどない。軽い倉味は風に当てる退倉で抜けるが、強いカビ臭は保存の失敗で、味の欠点として扱われる。

普洱茶(ぷーあるちゃ)や黒茶を倉庫で熟成させたときに茶に付く、湿った倉庫やカビ、土を思わせる匂いのことです。「倉」は倉庫のことで、茶がどんな倉で寝かされたかが香りと味を決めるため、倉の状態を表す言葉が愛好家の間で発達しました。

乾倉と湿倉

内容
乾倉湿度の低い風通しのよい倉で、ゆっくり熟成させる。倉味はほとんどなく、澄んだ陳香になる。時間がかかる
湿倉湿度と温度の高い倉で、微生物の働きを促して速く熟成させる。数年で老茶のような色と味になるが、カビ臭や土臭い倉味が付きやすい

湿倉は1970〜90年代の香港で、生茶(しょうちゃ)を早く飲み頃にするために行われた方法で、香港倉とも呼ばれます。意図的に水を撒いて熟成を速めた茶もあり、茶葉に白いカビの跡が残ることがあります。普洱茶の国家標準は保存を通風のよい乾燥した異臭のない環境と定めており、湿倉は正式な製法ではありません。

退倉(たいそう)

湿倉から出した茶を乾いた場所に置いて風に当て、倉味を抜くことを退倉と言います。軽い倉味は数か月から数年で抜けて、まろやかな陳香だけが残ることもあります。香港や広東の茶商はこれを技術として使ってきましたが、強いカビ臭は抜けず、茶の芯まで傷んでいる場合は飲むのに向きません。

見分け方

淹れたときに湿った倉庫のような匂いが鼻につく、水色が濁って暗い、葉底が黒くべたつく、といった茶は湿倉の疑いがあります。乾倉の老茶は水色が澄んだ紅色で、香りが澄んでいます。老茶の値段は年数と倉の良し悪しで大きく変わるので、飲んで確かめることが何より大切です。

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