中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

樟香・参香(しょうこう・さんこう)

読み しょうこう・さんこう現地音 ジャンシャン・シェンシャン拼音 zhāngxiāng / shēnxiāng中国語 樟香 / 参香 / 樟香 / 參香別名 樟香、参香、樟脳香、クスノキの香り、人参香、薬香、棗香、ナツメ香、荷香、蓮の香り、木香、陳香の種類

熟成した普洱茶の香りを表す言葉。樟香はクスノキ(樟脳)を思わせる清涼感のある木の香りで、長く寝かせた生茶に出るとされる。参香は朝鮮人参のような薬の香りで、老熟茶に出る。ほかに棗香(ナツメ)、荷香(蓮)などがあり、陳香を細かく言い分けた愛好家の語彙。科学的な定義はない。

熟成した普洱茶(ぷーあるちゃ)の香りを細かく言い分けるときの言葉です。年を置いた茶に出る[chenxiang]は一つの香りではなく、茶の原料と保存環境によって性格が違うため、香港や台湾の愛好家がそれぞれの香りに名前を付けてきました。国家標準の審査用語には陳香はありますが、樟香や参香の定義はなく、あくまで愛好家の語彙です。

香り内容出るとされる茶
樟香クスノキ(樟脳)を思わせる、清涼感のある木の香り長く寝かせた普洱生茶。雲南の茶園に樟の木が多いからという説明が語られるが、根拠は薄い
参香朝鮮人参のような薬の香り20年以上の老熟茶、老生茶
棗香乾したナツメのような甘い香り熟茶(じゅくちゃ)老白茶(ろうはくちゃ)、成熟した葉の生茶(しょうちゃ)
荷香蓮の葉のような軽く清らかな香り若い芽の多い熟茶、軽い渥堆の茶
薬香(やっこう)漢方薬のような香り老茶全般、六堡茶(ろっぽちゃ)
木香乾いた木の香り乾倉で寝かせた茶
蘭香蘭の花のような香り若い生茶が熟成に入る頃

どう読むか

これらの香りは熟成の段階と環境の目安として使われます。若い生茶の青い香りが消えて蘭香や木香が出て、さらに置くと樟香、老茶になると参香や薬香、という順で語られることが多いですが、すべての茶がこの順に変わるわけではなく、産地や保存で違います。香港の湿った倉で寝かせた茶に樟香や参香が出やすいという見方もあり、[cangwei]との境目は曖昧です。

欠点との違い

カビ臭、湿った倉庫の匂い、酸っぱい匂いは陳香ではなく保存の失敗です。参香や薬香と称して売られる茶の中には、湿倉で傷んだ茶を言い換えただけのものもあるので、香りが澄んでいるか、水色が明るいか、飲んで喉が心地よいかで見分けます。

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