中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

号級・印級・七子餅(ごうきゅう・いんきゅう・しちしへい)

読み ごうきゅう・いんきゅう・しちしへい現地音 ハオジー・インジー・チーズービン拼音 hàojí / yìnjí / qīzǐbǐng中国語 号级茶 / 印级茶 / 七子饼茶 / 號級茶 / 印級茶 / 七子餅茶別名 号級茶、印級茶、七子餅茶、号级茶、印级茶、七子饼、紅印、緑印、黄印、同慶号、宋聘号、7542、8582、中茶牌、老茶

普洱茶の老茶を年代で区分する呼び方。清末から1950年代までに私営の茶荘が「〜号」の名で作った茶が号級、1950〜70年代に国営の中国茶葉公司が「茶」の字を色付きで印刷した包み紙で出した茶が印級、1972年以降に雲南省茶葉公司が七枚一組で出した餅茶が七子餅茶。骨董品のように取引され、真贋の問題が絶えない。

普洱茶(ぷーあるちゃ)の古い餅茶(へいちゃ)を、作られた年代で区分する呼び方です。普洱茶は年を置くほど価値が上がるとされるため、いつ誰が作ったかが値段を決め、骨董品の時代区分のような言葉が生まれました。

区分時期内容
号級茶清末〜1950年代半ば易武(いぶ)などの私営の茶荘が作った茶。茶荘は同慶号(どうけいごう)宋聘号(そうへいごう)福元昌号(ふくげんしょうごう)のように「号」を名乗ったのでこう呼ぶ。石の型で圧した350グラムの餅茶を七枚重ねて竹の皮で包み、餅の中に茶荘の札(内飛(ないひ))を入れた
印級茶1950年代〜1972年ごろ国営の中国茶葉公司雲南省公司が「中茶(ちゅうちゃ)」の商標(八つの「中」の字が「茶」を囲む)を印刷した包み紙で出した茶。「茶」の字の色で紅印(こういん)緑印(りょくいん)藍印(らんいん)黄印(こういん)と呼び分け、紅印が最も高い
七子餅茶1972年以降中国土産畜産進出口公司雲南省茶葉分公司が「雲南七子餅茶」の名で出した餅茶。七枚一組の包装から名付けられ、7542や8582のような配合番号(最初の二桁が配合を作った年、三桁目が原料の等級、四桁目が工場番号)で呼ぶ

いまの普洱茶との関係

七子餅茶の名前と七枚一組の包装は、いまも普洱茶の餅茶の標準です。1990年代以降は国営の茶廠が民営化され、無数の会社が餅茶を作るようになったため、これ以降の茶は年代区分の名前で呼ばず、会社と山頭と年份で語られます。号級と印級の茶は現存する量がわずかで、香港や台湾のオークションで一枚数百万円から数千万円の値がつきます。

真贋の問題

値段が高いため、号級茶や印級茶を名乗る偽物は本物よりはるかに多く、包み紙や内飛は簡単に模倣されます。古い茶は葉の状態、湿倉かどうか、味の深さで鑑定するしかなく、専門家でも意見が分かれます。普通の愛好家にとっては、これらは歴史として知っておく言葉であり、買うものではない、というのが現実的な受け止め方です。

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