霍山黄芽
読み かくざんこうが現地音 フオシャンホァンヤー拼音 Huòshān Huángyá中国語 霍山黃芽別名 Huoshan Huangya、霍山茶
安徽省六安市霍山県の黄茶。一芽一葉から一芽二葉を摘み、緑茶と同じ殺青のあと悶黄を経る黄芽茶で、君山銀針・蒙頂黄芽と並ぶ黄茶の代表。唐代の貢茶の記録があり、安徽省の地方標準で地理標志産品として定義されている。
| 分類 | 黄茶 / 黄芽茶 |
|---|---|
| 産地 | 安徽省 |
| 製法 | 殺青 → 悶黄 |
| 外観 | 一芽一葉から一芽二葉で、雀の舌のような形、黄緑色に産毛 |
| 水色 | 黄緑色で明るい |
| 香り | 栗や焼いた穀物のような香ばしさに、清らかな香り |
| 味 | うまみと甘みがあり、渋みが少なく後味が続く |
安徽省西部、大別山の中にある六安市霍山県で作られる黄茶です。唐の李肇『国史補』が貢茶の中に「霍山黄芽」を挙げており、唐から清まで繰り返し貢茶に指定されてきた古い名前です。ただし現在の霍山黄芽は1970年代に製法を復元したもので、古い貢茶と同じものかどうかは分かりません。君山銀針、蒙頂黄芽と並んで黄茶の三大黄芽茶に数えられ、安徽省の地方標準(DB34/T 319)で地理標志産品として産地と品質が定められています。
産地
霍山県の大化坪鎮、金鶏山、金竹坪、烏米尖など標高の高い山間の茶園が核心産地とされます。同じ大別山の北麓には六安瓜片の産地があり、霍山では葉の大きい黄大茶(霍山黄大茶)も作られています。
製法
清明の前後に一芽一葉から一芽二葉の若い芽葉を摘み、殺青、初烘、悶黄、復烘、足火の工程で仕上げます。君山銀針や蒙頂黄芽が芽だけを使うのに対し、霍山黄芽は葉を含むぶん味がしっかりしています。悶黄は初烘のあと、湿った状態で積んで置く干坯悶黄が中心で、黄変は君山銀針ほど強くなく、仕上がりは黄緑色です。
味の性格
栗や焼いた穀物のような香ばしさと清らかな香りがあり、うまみと甘みが続きます。黄茶らしい丸みはあるものの、飲み口は緑茶に近く、黄茶をはじめて飲む人にも分かりやすい茶です。
選ぶときの目安
黄芽茶の中では生産量が多く、価格も君山銀針より手頃です。ただし黄変の浅い緑茶に近いものも多いので、葉と水色に黄みがあるか、青臭さがなく丸い味かを確かめると黄茶らしいものを選べます。
霍山黄芽の淹れ方
蓋碗かガラスのコップで、少し冷ました湯(80〜85℃)で淹れる人が多いです。1煎目はやや長め(1分前後)にして、2煎目以降も同じくらいの長さで3〜4煎楽しみます。洗茶はしません。黄茶の中では味がしっかりしているので、緑茶と同じ感覚で淹れて差し支えありません。
淹れ方はひとつではありません。ここでは多くの人がどう淹れているかを書いています。
関連用語
この茶葉が出てくるコラム
参考リンク
- DB34/T 319-2012 地理标志产品 霍山黄芽(安徽省地方標準) — 産地範囲と品質要求
- GB/T 21726-2018 黄茶(国家標準) — 黄芽茶としての区分
- GB/T 30766-2014 茶叶分类(国家標準) — 黄茶と悶黄の定義
- 中国网: 名茶汇聚的安徽,何以大而不强? — 安徽の名茶の中での位置づけ(関連資料)