張天福
読み ちょうてんぷく現地音 ジャンティエンフー拼音 Zhāng Tiānfú中国語 张天福別名 张天福、茶界泰斗、茶学泰斗、倹清和静、俭清和静、福建の茶学者
福建の茶学者(1910〜2017年)。1935年に福安に福建初の茶業の学校と試験場を作り、1941年に中国初の揉捻機を作った。福建省農業科学院茶葉研究所の顧問として烏龍茶の品質向上と審評の教育に力を注ぎ、「倹・清・和・静」の中国茶礼を提唱した。108歳で没し、茶界の泰斗と呼ばれる。
福建の茶学者で、20世紀の中国の茶業を代表する人物です。1910年に上海で福建・福州出身の医師の家に生まれ、1932年に南京の金陵大学農学院を卒業して福建に戻り、生涯を茶に捧げました。2017年に108歳で亡くなるまで現役で審評を続け、「茶界の泰斗」と呼ばれました。
業績
- 教育と研究の基礎: 1935年、福安に福建省立福安農業職業学校と茶業改良場を作り、福建で最初の茶業の教育と研究の拠点にしました。中国の茶の専門教育の草分けのひとつです。
- 製茶機械: 1941年、中国で最初の揉捻機(九一八式揉茶機)を設計し、手で揉んでいた製茶を機械化する道を開きました。
- 烏龍茶の品質: 新中国成立後は福建省農業科学院茶葉研究所などで、烏龍茶の萎凋と做青の技術研究、白茶や紅茶の品質向上に取り組み、福建の茶業の再建を支えました。
- 審評の教育: 晩年は各地で茶の官能審査の講習を行い、多くの評茶員を育てました。福建の品評会で審査長を務めることが多く、鉄観音や岩茶、白茶の評価の物差しを作った人と言われます。
- 茶礼の提唱: 「倹・清・和・静」を中国茶礼の精神として提唱しました。倹は慎ましさ、清は清らかさ、和は調和、静は静けさで、日本の茶道の「和敬清寂」に対応する言葉として広まりました。
人物
『中国農業百科全書』が近現代の茶学者10人のひとりに挙げ、中国茶業の終身成就賞を受けています。毎日茶を欠かさず、長寿の理由を茶に求めた「飲茶長寿の生きた標本」としても知られ、100歳を過ぎてからも茶の審評に立ち会う姿が報じられました。中国の茶の世界で「張老」と言えばこの人を指します。
関連用語
関連する茶葉
参考リンク
- 維基百科: 张天福 — 生涯と業績の概要
- 南京农业大学: 茶王千千万 泰斗惟有他 — 金陵大学農学院時代からの経歴
- 福州新闻网: 世纪茶人茶界泰斗张天福与世长辞 享年108岁 — 2017年の逝去と評価
ちょうてんぷく ジャンティエンフー Zhāng Tiānfú 张天福 張天福 张天福 茶界泰斗 茶学泰斗 倹清和静 俭清和静 福建の茶学者