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茶刀・茶針(ちゃとう・ちゃしん)

読み ちゃとう・ちゃしん現地音 チャーダオ / チャージェン拼音 chádāo / cházhēn中国語 茶刀 / 茶针 / 茶刀 / 茶針別名 茶刀、茶针、茶針、茶錐、普洱刀、普洱茶刀、撬茶刀、餅茶を崩す道具、tea knife、tea pick

餅茶や磚茶、沱茶のように固めた茶(緊圧茶)を崩すための道具です。平たい刃の付いた茶刀と、細い錐状の茶針(茶錐)があり、どちらも葉の層の隙間に差し込んで、てこの要領でこじ開けます。金属のものが主流で、木や竹、骨で作った柄が付きます。刃は鋭くなく、切るための道具ではありません。

茶刀と茶針の使い分け

茶刀茶針
形平たい刃細い錐
向く茶圧が緩めの餅茶、白茶の餅固く締まった磚茶、沱茶、鉄餅
特徴一度に広く剥がせる。層に沿わせやすい隙間に入りやすい。少量ずつ崩せる

茶則(ちゃそく)の項で触れる茶道六君子の茶針は、茶壺の注ぎ口の詰まりを突く細い竹の棒で、名前は同じでも別の道具です。緊圧茶を崩すには金属の茶針が要ります。

崩し方

  1. 茶を紙や茶荷の上に置きます。崩れた葉が散らばるので、受けを用意します
  2. 餅茶なら縁の側面から、葉の層と層の間に刃先を水平に差し込みます。表面から垂直に刺すと葉が砕けます
  3. 差し込んだら、刃を少し持ち上げるようにして層ごと剥がします。抵抗が強ければ無理に押さず、角度を変えて別の隙間を探します
  4. 一回分(5〜8g)ずつ崩し、残りは包み紙に戻して保存します

沱茶や磚茶は圧が強いので、茶針で少しずつ穴を広げるように崩します。餅茶の中央の窪み(内飛の付いた側の裏)は葉が薄く崩しやすい場所です。崩した茶は数日から数週間、缶や紙袋で空気に触れさせておく(醒茶)と、圧縮の癖が抜けて味が開きます。

選ぶときの目安

  • 刃先が薄く、根元がしっかりしたもの。薄すぎると曲がり、厚すぎると葉を砕きます
  • 柄が握りやすいこと。力を入れるので、小さすぎる柄は手を痛めます
  • 刃先を自分の手のほうに向けて使わないこと。滑って手を刺す事故が多い道具です

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