中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

四季春(しきしゅん)

読み しきしゅん現地音 スージーチュン拼音 sìjìchūn別名 四季仔、Si Ji Chun、四季春茶、四季春烏龍

台湾の木柵で自然交雑から見つかった地方品種。早生で年に何回も摘め、収量が多いため南投県名間郷を中心に台湾の茶園面積の15%ほどを占める。花のような香りの軽い烏龍茶になり、大手の流通品や台湾式ドリンクスタンドの茶に広く使われる。

台湾(たいわん)の茶樹品種で、台北の木柵(もくさく)の茶園で自然交雑によって生まれた実生(みしょう)から見つかった地方品種です。改良場が計画的に交配した金萱(きんせん)翠玉(すいぎょく)と違い、農家の茶園で偶然見つかった品種で、「四季仔」とも呼ばれます。

性質

灌木型の小葉種で早生種、樹は中くらいで横に広がり、芽が密に出ます。最大の特徴は芽が出るのが早く、一年に何度も摘めることで、名前の「四季春」はそこから来ています。収量が多く育てやすいため、南投(なんとう)の名間郷を中心に広まり、台湾の茶園面積のおよそ15%を占めると言われます。

四季春茶

四季春で作った球状の烏龍茶は花のような香りが軽やかで、渋みが少なく飲みやすい茶です。名間郷の茶園で大量に作られ、大手の流通品の「凍頂烏龍茶」や「高山茶(こうざんちゃ)」にブレンドされたり、台湾式のドリンクスタンドのベースの茶として使われたりしています。青心烏龍(せいしんうーろん)の茶に比べると厚みや余韻は軽く、日常茶の位置づけですが、香りの分かりやすさから人気があります。産地表示と品種を確かめると、青心烏龍(せいしんうーろん)の茶との違いが分かります。

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