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鳳凰水仙(ほうおうすいせん)

読み ほうおうすいせん現地音 フォンホァンシュイシェン拼音 Fènghuáng shuǐxiān中国語 凤凰水仙別名 鳳凰水仙種、広東水仙、鳥嘴茶、Fenghuang Shuixian

広東省潮州鳳凰山の在来の茶樹品種群で、鳳凰単叢の母体。1985年に国家級良種に認定された小喬木型の大葉種で、株ごとに香りの型が違い、優れた個体を選抜して単叢の各品系(蜜蘭香、鴨屎香など)が生まれた。福建の水仙とは別系統。

鳳凰山(ほうおうざん)に古くからある在来の茶樹品種群で、鳳凰単叢(ほうおうたんそう)の母体です。1985年に国家級良種に認定されており、小喬木型の大葉種(だいようしゅ)で、樹は高く育ち、剪定をあまりしない古木が多く残っています。名前に「水仙」とありますが、福建の[shuixian]とは別の系統で、鳳凰山では葉の形から鳥嘴茶とも呼ばれてきました。

単叢(たんそう)の母体

鳳凰水仙は種から育った実生(みしょう)の集団なので、株ごとに香りや味の性質が違います。その中から香りの優れた株を選び、その株の茶を別々に仕上げたのが「単叢」で、さらに挿し木で増やして品系にしたものが蜜蘭香(みつらんこう)鴨屎香(おうしこう)黄枝香(こうしこう)芝蘭香(しらんこう)などの香りの型です。1990年代に5000株余りを調査して18の香型に分けた研究があり、そこから十大香型が広まりました。つまり鳳凰単叢の各銘柄は、鳳凰水仙の選抜品種と考えることができます。南宋(なんそう)の皇帝にちなむ伝承を持つ「宋種(そうしゅ)」も、鳳凰水仙の古い系統のひとつです。

単叢・老欉(ろうそう)単株(たんかぶ)

鳳凰水仙の茶は、選抜された株の集団から作る単叢、樹齢の高い木から作る老欉、一本の木だけから作る単株という呼び分けがあります。実生の古木は根が深く、岩の多い烏崠山(うとうさん)の土壌から厚みのある味を引き出すとされ、樹齢と株の個性が価格に直結します。

隣接する系統

鳳凰山の東に隣接する饒平県嶺頭村で鳳凰水仙から見つかった品種は嶺頭単叢(れいとうたんそう)(白葉単叢)として別の産地の茶になっています。広東で紅茶や黄茶に使われる大葉種の品種にも、鳳凰水仙の系統が入っています。

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