中国茶辞典中国茶・台湾茶の用語とコラム

精製(せいせい)

読み せいせい現地音 ジンジー拼音 jīngzhì中国語 精制別名 精制、初製、初制、毛茶、荒茶、篩い分け、風選、揀梗、拣梗、補火、仕上げ

茶園で作った毛茶(荒茶)を、篩い分け、風選、茎や異物の除去、拼配、火入れなどで整えて製品にする工程。摘んでから乾燥までを初製、その後を精製と呼び分け、日本茶の荒茶と仕上げに当たる。祁門紅茶のように精製に十数の工程をかける茶もあり、等級や形のそろいは主に精製で決まる。

茶園や製茶場で摘んだ葉から乾燥までを終えた茶を毛茶(もうちゃ)と言い、それを整えて製品にする工程が精製です。国家標準の茶葉加工用語は、茶の加工を初製(毛茶を作るまで)、精製(毛茶を製品にする)、再加工(花茶や緊圧茶(きんあつちゃ)にする)の三段階に分けています。日本茶で言えば荒茶と仕上げの関係に当たります。

精製で何をするか

工程内容
篩い分け(筛分)大きさや長さで茶葉を分ける
風選(ふうせん)(风选)風で重い葉と軽い葉、粉を分ける
揀梗(けんこう)(拣梗)茎や黄葉、異物を取り除く。機械と手作業
切断・整形長すぎる葉を切りそろえる
拼配(へいはい)分けた茶葉を配合して製品の味を作る
補火(ほか)焙火(ばいか)火入れで水分を落とし、香りを整える
包装等級ごとに包装する

祁門紅茶(きもんこうちゃ)は精製に十数の工程をかけることで知られ、工夫紅茶の「工夫」はこの手間を指します。烏龍茶では茎を取る揀梗と焙煎が精製の中心で、清香型(せいこうがた)の鉄観音は茎を取り除いた「浄茶(じょうちゃ)」と、茎を残した「毛茶」で値段が違います。普洱熟茶は渥堆のあとの毛茶を篩い分けて等級に分けるのが精製で、宮廷級(きゅうていきゅう)や特級はここで生まれます。

味との関係

精製は見た目と等級を決める工程ですが、味にも関わります。茎を取れば味がすっきりし、残せば甘みと厚みが出るので、台湾の烏龍茶では茎付きを好む人もいます。火入れの加減で香りの方向が変わり、拼配(へいはい)で味の設計が決まります。産地の小さな農家は初製までを行って毛茶を茶商に売り、精製は茶商や工場が行うことが多いため、同じ農家の茶でも精製する店によって味が違います。

関連用語

関連する茶葉

この用語が出てくるページ

参考リンク